こんにちは!
まなびしごとLABの風間です。

2023年3月17日(金)8:20~13:00、ときがわ町立都幾川小学校にてICT支援を行いました。

卒業式間近ということもあり、この日は特に授業などでの出番はありませんでしたが、授業の様子を拝見したり、授業のない先生方にタブレット活用の現状をヒアリングを行ないました。

タブレット活用の現状をヒアリング

先日、授業を拝見した際に、板書をJamboardに置き換えて授業を行っていた先生にヒアリングさせていただきました。

今年度は授業の中で黒板に板書していたものを、予めJamboardで作成した資料をモニターに映して授業を行っていたそうです。

もともとは板書が苦手だったので使い始めたそうですが、予め資料を準備してあるのでそれをモニターに表示するだけで良く、手ごたえを感じているようでした。

使い方としては、それを示しながら、授業で話した内容をその都度追加で書き込んだり、生徒さんにJamboardの内容をノートに写させたりしているそうです。
また欠席者用や授業後のふり返りとして共有も行っているとのことでした。

こういう使い方もあるんですねー。

このお話を聴いて、いっそのこと最初から教材として配って、生徒さん自身に先生の話や気づいたことをメモしてもらうやり方もあるかもしれないと感じました。

基本的な内容は最初からプリント形式で配った上で、聞いたことや気づいたことを自分でどんどんメモしていくと授業に集中できるし、自分で考えて書き記したことなので記憶に定着しやすくなる利点があります。

それによってできた「ノート」は自分だけのものであり、個性そのものになるはずです。
また、それを提出してもらうことで、学習への取り組み姿勢も評価することができるようになるかもしれません。

「板書」という当たり前のように行っていることでも、ICTを掛け合わせるとまた違ったやり方もあるんだということに気づきました。

小学校の授業を拝見したときも感じましたが、意外に板書とそれをノートに写すのには時間がかかります。
もちろん一概にそれが悪いというわけではありませんが、違うやり方もあるのではと思いました。

たとえば必要に応じてすぐに画像や動画を参照できるというのは、間違いなくタブレットを使うことの強みです。

ある小学校の先生もおっしゃっていましたが、手書きとICTのどちらかということにとらわれず、どうしたら学習の効率や意欲を高めることができるかという視点での両者のベストミックスが重要ではないかと思います。

まとめ

年度末の小中学校ICT祭りもこの日で終了。
あとは来週、再来週に各1回(ともに都幾川中学校)を残すのみとなりました。

今年度は年度末に5校が集中するという過密なスケジュールとなってしまいましたので、来年度はもう少し計画的にやっていかないといきませんね(苦笑)

タブレットが整備されてから来年度で3年目。
そろそろ具体的な見える成果が欲しいところです。

引き続き教育委員会や小中学校の皆さまとともに、最適な学びの環境づくりに向けて取り組んでいきたいと思います。

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