まなびしごとLABの風間です。
こんにちは!

今回、ご紹介する本は、バブソン大学准教授の山川恭弘さんの『世界一のアントレプレナーシップ』です。

バブソン大学とは、起業家教育分野において30年連続全米1位を獲得している大学です。

以前にも山川准教授のセミナーを受講したことがありますが、やはり言葉にパワーがあります。
「失敗はしてもいい。とにかく行動しよう」という気持ちにさせられます。

最近、大学や高校、小中学校でもアントレプレナーシップ教育が話題になってきており、非常に興味を持って学んでいる分野でもあります。

比企起業大学との相違点にも留意しながら読んでいきました。

5エッセンス

まずは本書から印象に残った5つのエッセンスを抽出してみました。

自分の意志を貫く。欲望に忠実である。自分の目指す人生を生きる。社会を生き抜く力、変革する力を備える。だからこそ、世界を変えることができる。アントレプレナーシップとはそういった精神性を指している

⇒ 本書でのアントレプレナーシップの考え方

・起業家的思考に基づくクリアクション。(創造creation+行動action)。まず自分から踏み出すこと。そこから起こるさまざまなリアクションは、すべて自分の行動から起こる。アクションしたからこそ、リアクションがあり、それに対応していくことができる

⇒ 行動することで変化、反応が生まれる。その変化や反応から学び、改善していく

着目するのは失敗から得ることができた、学びという名のポジティブなエネルギー。これこそまさに「失敗の価値」

起業家にとって大切なこと、第一は「一歩、踏み出す」こと。行動すること。次が「一歩、踏み外せ」。失敗することでこそ、成長する。失敗はマイナスではない。そして常識の外に出ること。常識の枠に囚われない。過去の成功体験に縛られない。それが起業家の精神

⇒ 失敗=ダメ、マイナスなものではない。それも学びになる。失敗が学び(=価値)になるのであれば失敗を怖がる必要はない。やらない理由がない

起業家精神、Emtrepreneurshipは、そのまま「自身の人生、キャリアを自分でコントロールする」こと、Ownershipにつながる

⇒ 自分で考えて、決めて、行動することが大事

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このほか、本書を読んで気になった個所を以下、まとメモとして書き出していきます。

まとメモ

第一章 夢を描く

・起業家、アントレプレナーとは「事業を通して、社会を変えていく人」

自分の意志を貫く。欲望に忠実である。自分の目指す人生を生きる。社会を生き抜く力、変革する力を備える。だからこそ、世界を変えることができる。アントレプレナーシップとはそういった精神性を指している

・夢を描く者をドリーマーと呼ぶ。行動する者をアントレプレナーと呼ぶ。

・アントレプレナーシップ教育の意義は、「世界を変える冒険者を一人でも多く世に送り出すこと」「気づきを与えること」「仲間を見つけること」

・志半ばで諦めざるを得なかった人たちも、「学ぶことができる素養」が身についていれば、成功に近づけたかもしれない

・人は他者からの刺激から逃れられない。だからこそ、自分にとって良い刺激を受けることができそうな場所を求める。自分にないものを、刺激を与えてくれる人を求める

・起業は、イノベーションは、利益のためではなく、未来を創るためのもの

・夢は語られるけれど、それを叶える方法には触れられない。日本人の多数は既存の企業に就職する、いわゆるサラリーで生活する、そんな意識が根付いていて、「起業」は特異なことになってしまっている

・何のために自分は起業するのか、それを自覚することで、夢を、ビジョンを思い描くこと、それこそがこの時代を自分らしく生き抜く第一歩

・「夢」こそがEntrepreneurship

第二章 行動する

・計画は必要だが、「修正を前提としたもの」でなければならない。詳細なビジネスプランはいらない。いかにスタートするか、そのためのローンチプランを考えたほうが得策。「発射」するための準備で良い

⇒ 計画は行動する中で修正していくもの。100%計画どおりいくことはない。修正しながら精度を高めていくことが大事

・自分のアイデアを、感動を、人生の目的を化石にしない方法はただ一つ、行動すること。72時間、寝かせない

スモールスタートの目的は、あくまでも学びの最大化。小さなことから大きな学びをもぎ取る習慣をつける。これを繰り返すことで、実践的な学びを得ることが可能になる

⇒ 行動の結果は成功か失敗かではない。そこからいかに学ぶかが大事

・起業家的思考に基づくクリアクション。(創造creation+行動action)。まず自分から踏み出すこと。そこから起こるさまざまなリアクションは、すべて自分の行動から起こる。アクションしたからこそ、リアクションがあり、それに対応していくことができる

・まず「狼煙を上げる」。あなた一人の頭の中にあるビジネスには、誰も参加できない

・真に優れたリーダーは、「最初に火をつける」。起業家とはその火つけ役

・すべての行動は、心を動かすためにある。ビジネスでお金が、製品が、サービスが動く。本当に素晴らしいビジネスならば「心が動く」。行動が情動を生む。心が動いたからこそ、次の行動が生まれる。怖くてもいい、失敗してもいい。行動すればちゃんと成果は出せる

第三章 失敗する

・ビジネスに苦労はつきもの。ただ、しなくていい苦労はしなくてもいい。苦労を楽しめる姿勢が重要。夢中になれることがあればいい、それは楽しむことにつながる

・起業したいと思ったからには、夢があるはず。ぞの夢は、一度や二度の失敗で諦められるものか。むしろ失敗を糧に、より強力なプランを練り直して前に進むべき

⇒ 本当にやりたいことは何か。それがあれば失敗しても続けられる。

・着目するのは失敗から得ることができた、学びという名のポジティブなエネルギー。これこそまさに「失敗の価値」

⇒ 失敗を価値に変える。失敗から学びが得られれば失敗はマイナスではない。失敗は怖くない

・過去のビジネスの失敗は戦歴。武勇伝。戦場に出たことがない新兵と、何度も負け戦を経験しているが生き残っているベテラン、どちらと一緒に戦場にいきたいか。

・失敗することが悪いのではなく、失敗から学ばないことが悪い。失敗こそ、学びの宝庫である

・起業前の悩みは「失敗しないかどうか」。失敗は恐れるものではなく、むしろ歓迎すべきもの。ならばやるしかない

第四章 囚われない

・日本のアントレ講義では、ビジネスモデル、マネタイズ主導、一方でアメリカ、少なくとも東海岸ボストンではアントレは”the way of life”-ライフスタイルそのものであり、生き方、生きざまである

・レガシーだとか大企業だとか、スタートアップだとかベンチャー企業だとか、そういった区別は関係ない。そんなことで後ずさるという選択肢がない。変化を推進するのは自分たちだという強い思いがある

・起業家とは、会社を起こす人のことを指さない。「事業を起こす人」だから、起業家

起業家にとって大切なこと、第一は「一歩、踏み出す」こと。行動すること。次が「一歩、踏み外せ」。失敗することでこそ、成長する。失敗はマイナスではない。そして常識の外に出ること。常識の枠に囚われない。過去の成功体験に縛られない。それが起業家の精神

第五章 自らを律する

・セオリーこそが、最初のプラクティスを生み出すエネルギーになる

・セオリーを知り尽くした人こそ、新しいものを最大活用できる

・起業家は世界を変えようとする人。周囲の人を巻き込んでいく。だから、己を律する倫理観が求められる

・「自分はどうあるべきか」を考えるのが倫理。起業家ならば「自分の事業はどうあるべきか」を考える、それが起業の倫理

・自分自身を、自分の決めた規範で律することが必要。Emtrepreneurshipとは、人生を自分らしく生きるための羅針盤。だからこそ「倫理観」が欠かせない

・悩んだとき、どうするのかを考える、そんなときに役に立つのが倫理。さまざまな選択肢が目の前にあるとき、悩んだら次の基準を外してはいけない。
 ・そもそも、自分は何をしたいのか
 ・それは最初の夢に合致しているのか
 ・それをして、自分自身に対して、何も後ろめたさはないのか
 ・家族に対して、胸を張って、自慢できることなのか

・Emtrepreneurshipには倫理観が不可欠。だからこそ「起業道」になる。共感を得る、人を巻き込む、社会を変えるからには、己を律することが必要

第六章 幸せを摑みとる

・コンフォートゾーンの外にはFear Zone 恐怖エリアがある。その外にはLearning Zone 学びがあり、そこを抜けるとGrowth Zone 成長が待っている。恐怖を超えれば、成長が待っている。だがまずは恐怖に直面する必要があるので、コンフォートゾーンから出たくない。それは知らないから、やったことがないから、先が読めないから

・最大の問題はビジョンがないこと。自分がどんな仕事をして、どんな人生を送るのかという大きな目的、いわばKGI(Key Goal Indicator)もない。・・・人生のKGIがない状態で「学びましょう」「コンフォートゾーンを出ましょう」といっても難しい

・学ぶことで身につく技術はEmtrepreneurshipにおいてあまり重要ではない。スキルよりも重視するのは「気づき」。その「視座」を得ることが難しい。視座とはマインドセット。物事を見つめる視点。夢を描くためには「視座」が重要

・起業家にとってスキルは最重要ではない。最も重要なことは視座

・自分の人生は自分で決める、自分で進める

・起業家精神、Emtrepreneurshipは、そのまま「自身の人生、キャリアを自分でコントロールする」こと、Ownershipにつながる

⇒ 自分で決めるための判断基準+倫理観

・自分の人生とキャリアを他者に委ねず、自分で動かすということは、「自分の幸せ」を自分でつかむということ。自分にとっての幸せとは何か、追究する必要がある。それがわかったら、その幸せ得るために、自分の行動を律する必要がある

・起業家は自分の羅針盤を持っている。ならば、自分で切り開く。幸せは他人から与えられるものではない、自らのなかから生まれるもの、そして自らの選択によって摑み取るもの

起業は目的ではない。夢を叶える手段。その夢も個人のものではなく、世界を変える夢

・会社をつくること、事業を起こすことがゴールではない。他人が、他社が、社会が、世界が喜んでくれる、そこが目的。そのゴールに到達すると、きっと次の夢が見えてくる

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