まなびしごとLABの風間です。
こんにちは!

2026年10月10日(土)、毛呂山町立歴史民俗資料館主催「絵灯篭の夕べ」に今年も行ってきました。

昨年度に続いて2回目の参加でした。

毛呂山町立歴史民俗資料館主催「絵灯篭の夕べ」に参加しました(2025年10月11日)

昨年度は雨で絵灯篭の展示場所が従来と違っていましたが、今回は現在行われている絵灯篭の本来の形を楽しむことができました。

非常におもしろい体験であったとともに、地域コミュニティの継続について考えさせられました。

以下、当日の様子を書き留めておきます。

絵灯篭の夕べ

絵灯篭は「地口行灯(じぐちあんどん)」ともいわれ、「地口」はダジャレなどの思わずクスっと笑ってしまうような言葉のこと。
この地域では江戸時代頃に始まった風習だそうです。

もちろん、当時とは形も変わっているかもしれませんが、風習自体は今も続けられているというのは驚きです。

前回もおもしろいダジャレがあったので、今回もどんなダジャレが飛び出すのか非常に楽しみでした。

2つのルートに分かれ、暗闇の中を参加者全員で歩いていきます。

夜の散策をすることはあまりないので、子どもはおっかなびっくりの様子。

歩いていると、民家の門のところには子どもたちが描いたものを中心に絵灯篭が飾られています。

絵とおもしろい言葉(ダジャレなど)の組み合わせというのがいいですね!

思わずほっこりします。

ベタなだじゃれには「いまいちだなー」とか、はじめてのダジャレには「この発想はなかった!」と悔しく思ったり、ひたすらダジャレを楽しんでいました笑

十社神社や稲荷神社周辺には江戸時代からの伝統的なモチーフや言葉を使ったり、灯にろうそくを使った絵灯篭も飾られていました。

ろうそくの明かりがゆらめいて幻想的な光景です。

稲荷神社では会食をしている近所の方々も。

すごく楽しそうです。

隣にいた妻は、「民俗的な風景だわー」と喜んでいました笑

一方で、絵灯篭を飾っていない家もありました。

私は絵灯篭を飾っていないのはなぜなのかが非常に気になりました。
新しい家ばかりではないように見えたからです。

そんなことを考えながら、それぞれの楽しみ方に浸る夜でした。

年中行事と地域コミュニティの関わり

地口行灯を現地で見て感じたのは、年中行事と地域コミュニティは密接に関わっているということです。

当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが、普段、身の回りにある年中行事はあまりに都市化され、あるいは家庭の中で個別に行われるようになってしまっていて、地域コミュニティを意識することが少なくなっているのではないかと思えます。

地口行灯では、各家庭が絵灯篭を門の前に立てたり、それらを見て回って楽しむということに加えて、獅子舞の奉納の練習や村社での会食が行われていました。

また、町内の小学校では小学生たちが絵灯篭をつくり、その絵灯篭を会場に並べるということも行われていました。

そうするとそれを家族が見にくるきっかけにもなります。

会場に来るのは町内の方が多いので、会えば言葉を交わすということが起きます。

実際に絵灯篭の夕べの参加者の中にも町内で働いている方がおり、周辺を散策している間に何組もの家族と会話を交わしていました。
こういうのはすごくいい関係だな、と。

また、神社での会食も今はあまり見ない光景ですが、地口行灯では子どもの姿も見られました。

このようにして、年中行事の中で行事自体の継承とともに、地域コミュニティの継承も行なわれているのではないかと感じました。

このような体験ができる地域は今では珍しくなってきていると思うので、実は子どもにとっては貴重な経験なのではないかと。

夜に開催されるというのも特別感、非日常感がありますよね。

決して大きなお祭りでもないし、派手な演出があるわけではありませんが、地域の伝統行事を続けることの意味について考えさせられた時間になりました。

メルマガ「月刊 地域でしごとをつくるマガジン」を発行しています

毎月はじめに、メルマガ「月刊 地域でしごとをつくるマガジン」を発行しています。

前月に取り組んだ各プロジェクトの状況、一般社団法人ときがわ社中の活動、地域でのしごとづくりに役立つ本のご紹介、今後の予定などをまとめています。

サンプルや登録フォームはこちらのページからご覧いただけます。

地域でのしごとづくりに取り組んでいる皆さまのお力になれたら嬉しいです!