まなびしごとLABの風間です。
こんにちは!

2026年2月13日(金)、連載「『サード・ラーニング』のすすめ」の第3回「学びの「地図」をアップデートする ~ 「学び」の変遷からサード・ラーニングのヒントを探る ~」をnote上で公開しました。

今年から始めた連載企画の第3回です。

noteで公開中ですが、こちらにも転載していきます。

(noteへのリンク)
【連載】「サード・ラーニング」のすすめ:第3回 学びの「地図」をアップデートする ~ 「学び」の変遷からサード・ラーニングのヒントを探る ~|風間崇志/地域プロジェクトパートナー

第3回 学びの「地図」をアップデートする ~ 「学び」の変遷からサード・ラーニングのヒントを探る ~

1 はじめに

本連載では、私たちが無意識に縛られている「他者評価」から脱却し、自律的な学びを取り戻すための学びの場としてサード・ラーニングを提案しています。

第1回では、「選ぶ」学びから「つくる」学びへの転換を、第2回では地域連携プロジェクトの「現場」で起きている学びの生態系を俯瞰してきました。

【連載】「サード・ラーニング」のすすめ:第2回 共創による学びを俯瞰する ~ 地域連携プロジェクトから紐解く「学びの生態系」のヒント ~|風間崇志/地域プロジェクトパートナー

今回は、これまでの第1の学び(個人の学び)、第2の学び(組織の学び)を支えてきた学習理論を改めて振り返ってみたいと思います。
それには大きく三つの理由があります。

まずは私の原体験による理由です。

私が学びに執着する理由として、学びは本来楽しいものであるはずという信念があります。
それがいつの間にか「苦しいもの」「やらされるもの」と考えられているのはなぜなのかということです。

高校生のとき、「これ以上勉強するのが嫌だから」といって進学をあきらめる、「数学が嫌いだから」といって文系を選択するなど、消去法的に進路を決める友だちが何人もいました。
それも確かに一つの選び方ではあると思います。

ただ、きっかけは消去法だったとしても、そちらを選んだ結果、やりがいや取り組みたいと思えるものが見つかればいいのですが、積極的な理由が見いだせないままだと「逃げた感」だけが残ってしまいます。
何よりまだ見ぬ選択肢を、食わず嫌いで知らないままなのはもったいない気がするのです。

かくいう私も、実は高校時代に化学の勉強が嫌いだった時期があります。
化学反応式を学ぶ意味がわからず、テスト勉強が嫌で嫌で仕方がありませんでした。
それでも目の前のテストのためだけを考えて勉強を続けていたある日、突然「分かった」という感覚があったのです。

もちろん本当の意味で化学反応式の意味だったり化学という世界を理解できたわけではないのですが、少なくとも化学の問題を解くコツをつかむことができ、それ以来、化学は得意科目になりました。
数学でも似たような経験をしたことがあります。
その結果、理系全般が得意科目になり、むしろ文系よりも得意なくらいになりました。
(ちなみに文理選択では「正解のなさ」を魅力に感じて、結局は文系を選択しましたが)

前置きが長くなりましたが、そんな原体験をしたことから、「学ぶ」ということに関心を持っていたというのが一つ目の理由です。

二つ目に、こんな原体験がありつつも、これまで学習理論について本格的に学ぶ機会はなく過ごしてきたため、ふとしたきっかけで始まったこの連載企画を通じて、学びに関する探究をイチから学んでみたいと思っていました。

サード・ラーニングという新しい概念を模索する上で、これまで積み上げられて学習理論を学び、これまで学びがどのように捉えられてきたのかという学びの歴史を、自分自身の目で確かめたいと考えたからです。

基本的な学習理論を押さえることは、単なる知識の習得にとどまりません。
これまで学びと人、そして社会の関係性がどのように変わり、人々の関心がどこへ向かってきたのかを俯瞰することができます。
そしてその変遷を辿ることは、これからの学びと社会の関係性がどのようになっていくのか、その「未来予想図」を描くための重要なヒントを与えてくれるはずです。

さらに、三つ目の理由として、過去の理論を否定されるべき古いものとしてではなく、現代のダイナミックな学びを形作るための「要素」として捉え直すということです。
そのことによって、私が目指す理想のサード・ラーニングの在り方を模索する上での、確かな指針が得られるのではないかと期待しています。

こうした理由から、今回は以下の5つの学習理論を取り上げることにしました。

・行動主義
・認知主義
・構成主義
・社会構成主義
・状況学習論

次項では、これらの学習理論の特徴を整理するとともに、前回取り上げた「場の性質」「変容の成果」「評価の尺度」という三つの視点から、これから目指そうとするサード・ラーニングの設計図のヒントを探っていきます。

2 「正解」への最短距離を目指す学び

教育や研修と聞いて、真っ先に思い浮かべる風景はどのようなものでしょうか?
きれいに並んだ机、教壇で話す先生、配られるマニュアル、そして最後のアウトプットを確認するテスト……。そんなイメージを持つ方が多いのではないかと思います。

これらは、いかに早く効率的に、大量にモノをつくるか、「正解」にたどり着けるか、そしてそれを多くの人々に浸透させられるかという産業や社会のニーズから生まれてきたスタイルでした。
(少し極端ですが、この文章を生成AIに読ませたところ、上のような画像が作成されました)

18〜19世紀の産業革命を経て、社会は職人の手仕事から工場の大量生産の時代へと変わっていきました。
そうした社会経済情勢の変化は教育にも大きな影響を与えました。
指示通りに速く正確で、かつ同じ質の働き手をたくさん育てることが、教育の現場に求められたのです。

そこでは、個人の悩みやこだわりといった内面は、効率化を妨げるノイズ(雑音)として脇に置かれるようになりました。

こうした考え方を「客観主義」といいます。
世界にはすでに「正解」が用意されていて、学ぶ人の役割はそれを自分の頭の中に正しくコピーすることであるという考え方です。

私たちの今の学びの根底には、この時代の価値観が色濃く残っています。
その証拠が、冒頭に思い浮かべた教育や研修のイメージだといえます。

ここではまず、客観主義を背景とした二つの代表的な理論、行動主義認知主義について見ていくことにします。

(1)行動主義

行動主義は、目に見えない心の中(感情や考え)はいったん無視して、目に見える行動だけを変えることを目指す考え方です。

最大の特徴は、目に見えない心の中身(意識、感情、思考など)を研究対象から外し、人間を中身のわからないブラックボックスとして扱った点にあります。
箱の中で何を考えているかは分からなくても、どんな合図を送れば、どんな動きをするかという法則さえ分かれば人はコントロールできると考えたのです。

行動主義における「場」の性質、「変容」の成果、「評価」の尺度という3つの視点に焦点を当てると、以下のように整理することができます。

・「場」の性質
教える側が「監督」として、教材やご褒美(アメとムチ)をコントロールする場所。マニュアルが完備され、迷わず進めるように管理された環境。

・「変容」の成果
決まったルールや知識を身につけ、言われた通りに正しく動けるようになること。

・「評価」の尺度
外から見て「正解通りにできたか」を判定する。できればご褒美(アメ)、できなければやり直し(ムチ)というシンプルな評価。

行動主義は、現在でも基礎的な知識の定着や規律ある集団行動を促す場面などで活用されており、効率化や正確性が求められる現場では有効な手法だといえます。

特に初心者や現場が全く未経験の段階では、「自由にやっていいよ」と言われるよりも、「まずはこの通りにやればいい」というガイドやマニュアルがあった方が、迷わず第一歩を踏み出せるという利点があります。

しかし、反面、これに頼りすぎると「自分で考えない」「ご褒美がないと動かない」という、いわゆる指示待ちの状態を生んでしまうという弊害が指摘されています。

(2)認知主義

行動主義の限界への批判から1950年代に登場したのが認知主義です。
それまで無視されてきた人間の知覚、記憶、思考といったブラックボックスの中身を解明しようとする立場が特徴です。

この転換は「認知革命」と呼ばれます。
この時期、コンピューター科学の発展に伴って、人間の脳を高性能なコンピューターに見立てて理解しようとするアプローチがとられました。
そこでは、学びとは、頭の中に知識の引き出しやモノサシをつくり、情報を整理整頓して、納得することだと考えられるようになりました。

認知主義を、「場」の性質、「変容」の成果、「評価」の尺度という3つの視点で整理すると、以下のとおりです。

・「場」の性質
どう伝えれば一番スムーズに記憶に残るかが計算された環境。個々の理解度に合わせて情報を調整する「アダプティブ・ラーニング」、「人工知能(AI)」を活用したデジタル学習など。

・「変容」の成果
単に動けるようになるだけでなく、頭の中にある知識の地図が広がり、整理されること。新しい情報が既存の知識とつながり、「なるほど、そういう仕組みか!」と理屈で理解できるようになる。

・「評価」の尺度
情報を正しく理解し、記憶し、自分の言葉で説明できるかを測る。正解をただ丸暗記するのではなく、論理的に答えを導き出せるかという習得の度合いが重視される。

行動主義が「言われた通りに動く人」を育てることを目的としていたとすれば、認知主義が目指していたのは「賢く処理する人」を育てることでした。

一方で両者に共通しているのは、あらかじめ用意された正解に、いかに早くたどり着くかということだったといえます。

3 自分(たち)で意味つくる学び 

画像

行動主義と認知主義という2つの学習理論を学んで気づいたことは、私がサード・ラーニングで目指したいのは、正解のない問いに対して、仲間と悩みながら、その場で新しい答えを一緒につくりあげていくことのできる場や関係性だということでした。

確かに正解のある問いを効率的に早く解く快感も良いものですが、仲間とモヤモヤと悩み抜いたすえに、結論を出し、突き進んでいく達成感も何にも代えがたいものがあります。
一人では出せない答えも、誰かと学び合い、対話することで新たに創造することができるかもしれない。
そしてそれがお互いの学びや成長につながり、ひいては社会の良き変化につながるかもしれない。
この共創のダイナミズムこそが、私が目指したい次の学びの姿です。

先に取り上げた行動主義や認知主義は、「正解」にいかに効率よく早く辿りつけるか、そのための方法を身につけるための学びでした。
しかし、これからの時代に求められるのは、正解を探すことではなく、自分たちで意味をつくり出す力だと考えています。

そのことを踏まえ、次に構成主義、社会構成主義、状況学習理論における学びに目を移していくことにします。

(1)構成主義

構成主義を一言でいうと、学びとは、自分専用のメガネを自分でつくり替えていくことであるという考え方です。

私たちは、外から入ってきた情報をそのまま記憶するわけではありません。
自分の価値観やこれまでの経験というフィルターを通して、自分なりに解釈をしています。
たとえば同じ本を読んでも、印象に残った内容や感動するポイントが人によって違うのは、それぞれが自分なりの意味をつくり上げているからです。

構成主義における「場」の性質、「変容」の成果、「評価」の尺度という3つの視点に焦点を当てると、以下のとおり整理することができます。

・「場」の性質
正解を教わるのではなく、自分で問いを立てて、ああでもないこうでもないと迷うことが許される場。失敗は間違いではなく、新しい発見のためのデータとして扱われる。実験室。

・「変容」の成果
ただ知識が増えるだけでなく、自分の考え方の癖やモノサシ、フィルターそのものが新しくなり、今までとは違う見え方・感じ方ができるようになること。

・「評価」の尺度
正解かどうか、満点かどうかではなく、「自分にとってどういう意味があるのか?」という自分の中での腑に落ちた感覚や納得感を重視。

(2)社会構成主義

次は社会構成主義です。

構成主義と言葉が似ていますが、構成主義が個人の中での見え方や感じ方、納得感に注目したのに対し、社会構成主義では人と人とのやり取り(対話)の中で意味が生まれると考えられます。
「答え」は人同士の対話や関わりの中から生まれてくるという考え方です。

一人の頭で考えるということには限界があります。
そんなときに誰かと話しているうちに「そういうことかも!」「こういうのもいいんじゃないか」という考えやアイデアが閃くという経験をしたことがある方も多いのではないかと思います。

社会構成主義では、現実とは一人でつくるものではなく、誰かと一緒に言葉を交わすことで対話を通じて形作られていくものであると考えます。

社会構成主義における「場」の性質、「変容」の成果、「評価」の尺度という3つの視点に焦点を当てると、以下のとおり整理することができます。

・「場」の性質
違う意見を持つ人が集まる場で、お互いの言葉をヒントに一人では届かない高い場所に一緒に登っていくような環境。響き合う対話の場。

・「変容」の成果
自分一人の考えが他者の視点と混ざり合うことで、新しい「私たちの現実」へとアップデートされること。関係性の中での視野の拡大や新しい気づき。

・「評価」の尺度
「共に新しい問いを見つけたか」「お互いの信頼や理解が深まったか」という過程の豊かさを重視する。プロセスの質とつながり。

(3)状況学習論

最後は状況学習論です。

学びを、知識を覚えることではなく、コミュニティやグループになじんでいく中で役割を得ることであると捉えるのが特徴です。

まずは簡単だけどグループにとって役に立つ「端っこ」の部分から参加し(正統的周辺参加)、少しずつ大事な役割を任せてもらえるようになり、気づけば「なくてはならない人」になる。
こうしたプロセスを経ることで、知識が身につくだけでなく、自分はこのチームの担い手だという自信とアイデンティティが生まれます。
そのプロセスそのものが学びであるという、とても身体的な考え方です。

社会構成主義が対話を大事にするのに対し、状況学習論はその場にいること(居場所)を何よりも大切にしています。
また、社会構成主義的な学びが、みんなで話しながら新しいものやことをつくっていくことにあるのに対して、状況学習論的な学びは、実際に行動して自分の居場所と役割をつくっていくことにあるという視点の違いにも気づきます。

状況学習論を、「場」の性質、「変容」の成果、「評価」の尺度という3つの視点で整理すると、以下のとおりです。

・「場」の性質
教科書の中ではなく、実際にプロジェクトや困りごとが動いているリアルな現場。最初は見ているだけでも、少しずつ自分にできることを見つけられる居場所となる環境。

・「変容」の成果
ただ詳しくなること以上に、周囲から認められ、「ここにいていいんだ」「これが自分の役割だ」という自信やアイデンティティが芽生えること。

・「評価」の尺度
テストなどの点数ではなく、仲間からの「ありがとう」「次も頼むよ」という言葉や、より大事な役割を任せられること。どれだけみんなに認められ、頼りにされているかという、人とのつながりや信頼の深さが物差し。

4 サード・ラーニングへの展望

これまで見てきた5つの学習理論は、大雑把にまとめると効率と標準化の学びとしての行動主義・認知主義と、自分たちでつくる学びとしての構成主義・社会構成主義・状況学習論という大きく2つのグループに分けることができます。
 
以下にそれぞれの強みと弱みを整理し、それらをヒントに目指すべきサード・ラーニングの展望を思い描いていきたいと思います。

これらの学習理論を比較して見えてくるのは、学びに唯一の正解の形があるわけではないということです。
何を重視するかで学びの捉え方や性質は変わり、その成果も異なるということが見えてきました。
 
ただ、私の問題意識としては、これまでの教育の現場では、あまりに効率と標準化に寄りすぎており、その結果として、「正解探し」をしてしまうという弊害が起きているのではないか。
また、常に他者からの評価が意識されすぎて、自分で自分の学びをつくる、自己の成長を評価するという視点がおざなりになってきたのではないかということです。

そのため、高校での総合的な探究の時間のように、「何でも好きなことをやっていいよ」と自由が与えられたとき、正解がない問いをどのように設定すればいいのか、そうした問いに対してどう動いていいか分からず戸惑ってしまうのではないかと思うのです。
 
そこで、本連載を通じて探究するサード・ラーニングが目指す方向性としては、自己評価を取り戻すことを大きな軸に、自分と他者と社会との関わりの中に自分なりの意味を見出しつつ、自己と社会のより良い変革を生み出すことのできる実践的な学びということに重きを置きたいと考えています。

それは決して行動主義や認知主義を否定するものではありません。
むしろ、第1の学びや第2の学びで築かれてきた学びの力は、サード・ラーニングの場においてプロジェクトの実践を図る上で強力な推進力となります。
また、逆に、サード・ラーニングはそうした学びの力を試す、貴重な実践の機会であるともいえるのです。
 
サード・ラーニングは、単なるスキルアップやイノベーションの手段ではありません。
結果としてそれらが得られることはあるとしても、サード・ラーニングにおける他者や社会との関わりのプロセスそのものがすでに学びであると考えています。
それは同時に、VUCAと呼ばれる正解のない現代において、他者のモノサシに縛られず、自分という主語を取り戻すことにつながるのです。

5 おわりに

ここまで、産業革命以降の「効率と標準化」を支えた学びから、現代の「共創と変容」を支える学びまで、5つの理論を駆け足で巡り、サード・ラーニングのヒントを探ってきました。
 
見えてきたのは、どの理論が優れているかという優劣ではなく、私たちは今、どのような学びを必要としているのかという問いでした。
 
これまでの第1、第2の学習(個人や組織の学び)は、社会の要請に応えるための「正解」をいかに早く自分のものにするかに重きを置いてきました。
しかし、そこでの他者評価に縛られすぎた結果、私たちは「自分はどうしたいか」という学びの主語をいつの間にか見失っていたのかもしれません。
 
サード・ラーニングは、これまでの学びを否定するものではありません。
むしろ、これまで培ってきた知識やスキルという強力な推進力を携えて、正解のない広大な世界へ自己を解き放つ実践の場になればいいと考えています。
 
一人で正解を探すのではなく、多様な他者との関わりそのものを楽しみつつ、そこで自分ごと、あるいは自分たちごととしての共創を積み重ねていく。
その積み重ねが、結果として自分という主語を取り戻し、自分と社会をより良く変えていく力になると考えています。
 
そのためにサード・ラーニングにはどんなものが必要なのか、引き続き、皆さんと共にこの「新しい学びの形」を深掘りしていければ幸いです。

これまでの連載

第2回
【連載】「サード・ラーニング」のすすめ:第2回 共創による学びを俯瞰する ~ 地域連携プロジェクトから紐解く「学びの生態系」のヒント ~ – まなびしごとLAB

第1回
「【連載】「サード・ラーニング」のすすめ」をスタートしました(2026年1月15日) – まなびしごとLAB

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