筑波大学附属坂戸高校×ときがわ町

2023年4月19日(水)9:15~10:55、筑波大学附属坂戸高校の農業研究の授業で、「ときがわ町での資源と産業の循環づくり ~ 馬ふん堆肥を題材に ~」と題してお話させていただきました。

昨年度は2学期から馬ふん堆肥を使った栽培研究を行っていましたが、今年度はさらにバージョンアップし、年間を通じて、ときがわ町の関係者の皆さまと連携しながら研究を進める計画です。

この日は授業の初回ということもあり、ガイダンス的な意味合いでのお話となりました。

今年度、農業研究の授業を履修しているのは14人。

農業以外を専攻している生徒さんも多いようです。

残念ながらときがわ町在住の生徒さんはいないようですが、大半がときがわ町を知っていたり、訪れたことがあるそうです。

今年度は、ときがわ町でのフィールドワークや、2月にはまた本屋ときがわ町での研究発表会も予定していただいていますので、私も可能な限り同行し、生徒さんたちとともに学び合っていきたいと思います。

今後が楽しみですね!

農業研究のガイダンスの内容が興味深かったので、理解の範囲で簡単なメモを書き留めておきます。

令和5年度の農業研究の進め方

・農学系の研究には、4つの手法がある
 ①生物学的手法
 ②化学的実手法
 ③農業工学的な手法
 ④社会学的な手法
 → 農業研究では①、④に重点を置く

・昨年度は①だけだったが、今年度は④にもチャレンジ

・なぜ地域に焦点を当てるか?
 「農学栄えて 農業滅ぶ」
 → 研究が実際の社会に活かされるには時間がかかる。なかなか社会実装できないのが課題

・少しでも現場で活かすことのできる研究成果を目指す

・農業研究の対象 ①植物、②動物、③人 
 → 農業を営む「人」、それを買う「人」がいる場所としての地域

・1学期は栽培実験がメイン(落花生)、2学期は新たな開発研究、3学期は統計、まとめ、レポート

・ときがわ町に3回ほどのフィールドワークを予定