ここから武蔵コンソーシアム産業振興分科会

まなびしごとLABの風間です。

2023年1月25日(水)13:30~15:00、ここから武蔵コンソーシアムの産業振興分科会に参加者兼進行役として出席しました。

コンソーシアムではこれまで年3回の全体ワークショップを実施していましたが、会員同士による連携プロジェクトを継続的なものとするため、昨年から試験的にテーマごとに分科会を設け、それぞれ新たなプロジェクトを検討していくことになりました。

その第1回目の分科会として、産業振興分科会がスタートしました。
この日の参加者は7名でした。

(ちなみに私は、1月27日の観光・歴史分科会、1月31日の防災・環境保全分科会、2月1日の教育分科会のすべてに参加予定です笑)

差し支えない範囲で当日の意見交換の様子を書き留めておきます。

産業振興分科会メモ

Aさん(伝統工芸)
・地域を盛り上げるためには一つの分科会だけではどうなるものでもない
・市町村の中でもいろんな分科会、縦割りがあり、横の連携がとれていないのが課題
・文化財に関することは文科省系の仕事、でも産業として考えると経産省系の仕事になる
・モノが売れないと結局は産業も技術も残らないというジレンマ
・大きな建物などをつくるということではなく、あるものを磨き直して目玉をつくる視点
・地域の資源、価値を見直すことがビジネスにつながる

Bさん(デザイン)
・地域の資源を使って新しいモノをつくることで産業をつくる。人が来る
・何かをつくったことで、「おもしろい」「いいね」ということが生まれれば

Cさん(IT)
・モノづくりの会社ではない、地元の会社でもない
・興味があって
・情報発信が重要。ただ東京に近い。東京は地方出身の方も多いので、地元に似ている比企地域に来るかは微妙。お金を稼ぐことを考えたら、全国・世界に向けて発信する方がいいと感じる

Dさん(大学)
・比企丘陵の谷津田農業システムが日本農業遺産認定された
・世界農業遺産まで持っていけるか
・自治体だけのネットワークだけでは厳しい
・徳島県 斜面地の農業
 行政のネットワークと民間のネットワークが並行して動いているが、民間の方が動きがいい
・民の動きが重要
・新しい動きはすぐに自治体のサポートを得るのは難しい。民間のチームをつくっておくことが大事

Aさん
・馬ふん和紙づくりやってみた
・筑波大学附属坂戸高校との関わりができた
・動物園でのイベント出店を予定。そこに高校生と一緒にできたら

Dさん
・馬ふんはいい堆肥になる
・都内で、使い終わって廃棄できない土に、馬ふん堆肥を混ぜて再生して配布している
・土壌微生物量を計測し、一定以上の数値であれば「良い土」といえる(国際特許)
・肥料が高騰している
・微生物は規則正しいところが嫌い
・微生物にとっては多様な環境があった方がいい
・衛星で腐植率が高い土壌がわかる。数値が高ければ肥料を与える必要がない
・効果的な肥料の使い方

Cさん
・ため池のかい掘りをいろんな人に手伝ってもらってもいいのでは

Aさん
・大東文化大学の歴史ガイドおもしろかった
・教育、観光につながる
・勉強している人から教えてもらうとおもしろい
・お金払っても惜しくない

Eさん(事務局)
・「産業振興」ではあるが、情報発信という意味ではすべての分科会のテーマに関係してくる
・産業振興は一つの手段
・具体的にどう進めるかが次の段階

Q 日本農業遺産関連(比企丘陵 谷津田農業システム)の産業としての可能性は?
・観光
・交通との連携
・研修、教育旅行、体験旅行

===

次回の分科会では、以下の2つのテーマについて、具体的に何をどのように進めるかを話し合っていくことになりました。

①谷津田農業システム(日本農業遺産)の産業としての活用

②●●ふん和紙の活用

皆さま、ありがとうございました!
これからがまた楽しみです。

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