「ほぼ月イチ夫婦フィールドワーク in 本庄市」レポート（2025年5月27日）

まなびしごとLABの風間です。
こんにちはー！

2025年5月27日（火）、ほぼ月イチ夫婦フィールドワークで今回は本庄市を訪れました。

本庄駅に併設されている地域のアンテナショップ＆インフォメーションセンターが、今年度から本庄デパートメントさんが指定管理をすることになったと知り、行ってみたいと思っていました。

【この日訪れた場所】
・はにぽんプラザ　
・てらすば本庄（本庄市インフォメーションセンター）
・旧中山道のまちなみ
・旧本庄商業銀行煉瓦倉庫
・Bakerys Kitchen ohana 本庄本店

はにぽんプラザ

まず訪れたのは本庄駅近くにある「はにぽんプラザ（市民活動交流センター）」
ここを拠点に本庄駅周辺を散策することにします。

はにぽんプラザにはカフェも入っており、広々としたフリースペースでは自習や個人作業はもちろん、ミーティングなども行えるようになっています。
用途別にゆるっとしたゾーニングがされているので使いやすそうですね。

wifiや売店、会議室、歴史・文化系の展示もあるなど、いろいろな使い方ができる施設になっていて、まさに市民活動交流センターとしての機能を果たしています。

てらすば本庄（本庄市インフォメーションセンター）

はにぽんプラザから少し歩いて本庄駅へ。

本庄駅に直結する形で「てらすば本庄」がありました。
見るからにオシャレな雰囲気です。

昨年度までの様子をまったく知らないのですが、「本庄デパートメントさんが運営している」というだけで勝手に良いイメージが膨らんでいきます笑
（イメージも大事）

もちろんイメージだけでなく、施設の中もステキでした。

本庄市内の事業者さんがつくったもの、本庄市に関係するものが集約されていて、こういう事業者の方がいるということへの理解も深まります。
「本庄を旅するしおり」も思わず集めたくなる衝動に駆られました。

ショップのほかにも、カフェやレンタルスペースなども運営されてるようです。

まだ４月から運営が開始されたばかりなので、これからの展開も楽しみになりました！

旧中山道・本庄宿のまちなみ

本庄は旧中山道の宿場町でもあったということで、せっかくなので旧中山道周辺を散策して見ます。

うなぎの寝床のような間口が狭くて奥行きのある敷地など、街道沿いに独特な土地の形状も見られたり、蔵などの古い建物も点在していました。

昭和の商店街の雰囲気や個性的なお店も残っていて、おそらく車で通っただけではわからない、歩きならではの気づきがあります。

なかなか味わい深いまちなみでした。

旧本庄商業銀行煉瓦倉庫

旧中山道を歩いて、旧本庄商業銀行煉瓦倉庫にたどり着きました。

スタッフの方が建物のことなどをいろいろ教えてくれました。

明治29年に建設された旧本庄商業銀行の煉瓦づくりの倉庫を耐震補強し、平成29年から交流施設として開放されています。
かつて中山道の宿場町であった本庄は、繭の集散地として栄えたそうで、この建物は旧本庄商業銀行が融資の担保となった大量の繭を保管するために建てたのだそうです。

絹や養蚕というと世界遺産にも認定された施設が多数ある群馬県が有名ですが、埼玉県も養蚕が盛んだった地域が多くあります。

中でも本庄には、競進社という養蚕技術を教える学校があったそうです。
群馬県藤岡市の高山社を興した高山氏がルーツであり、本庄に婿養子としてやってきて、競進社をひらきました。

非常に優れた養蚕技術を開発・伝承していたといい、品評会でも高い評判を得ていたそうです。

そして競進社は、競進社養業学校となり、いくつかの変遷を経て、今では埼玉県立児玉白揚高等学校となり、今に至っています。

この話を聞いて、競進社は単に養蚕技術を教えるだけでなく、人間教育のための機関としても、優れた教育が行われていたのではないかと思いました。（実際にそうだったのかは分かりません。あくまで推測です）
そうでなければこんなに長い間、現在にまで続くことはなかったのではないか。
地域の産業にとって、教育にとって大切な役割を果たしていたのだと思います。
改めて地域における教育の大切さを考える機会になりました。