2025年9月16日(火)、埼玉県立坂戸高等学校の「総合的な探究の時間」において、1年生による「サマプロ」の発表会が行われました。

サマープロジェクト、通称「サマプロ」は、夏休みの期間を利用して、自分がやりたいことを1週間以上実施するというプログラム。
まずはクラスごとに複数班をつくり、班ごとに自分がやったことに関する発表を行い、班の中から選出された代表者がクラス全員の前で発表するという二段階で行いました。
私も探究パートナーとして各クラスの発表を見学させていただきました。
そこで気づいたことを以下、差し障りない範囲で書き留めておきます。
発表会での気づき

取り組んだ内容について
●将来就きたいと思っている職業について調べる
・YouTube、chatGPTを活用
●小説を書く
・文化祭までに書き上げた
・書く文字数を決めて毎日取り組んだ
・最終的に1万字以上の作品に
●ダンスの実力アップ
・動画を撮影
・BGMの再生速度を変えることで動きの大きさやタイミングのコツをつかんだ
・仲間に見てもらってフィードバックをもらった
●お菓子、料理づくり
・毎日続けた
・意外に自分が料理が得意なことを知った
・簡単な料理なら続けられる
・手の込んだ料理だと達成感を味わえる
●シュート力を上げる
・毎日100本のシュート練習
・一週間では成果は出ない
・後半は疲れで確率が落ちた
・休むことも大事だと気づいた
●歌唱力をつける
・趣味を特技に変えたい
・録音して聴き返すことで客観的に自分のことが分かった
・ミスしたところをメモし、気をつけて再度チャレンジ
・音程や強弱を意識するようになった
●スマッシュやドライブの成功率を上げる
・試合の展開を増やすことが目的
・先輩に球出しを手伝ってもらって反復練習
・なぜ成功率が低かったのか、原因が分かった
・試合展開が変わった
・次に取り組む課題が見つかった
●イケメンの髪型
・芸能人をモデルにして2種類の髪型にチャレンジ
・自己投資として数万円の道具を購入(家族とシェアして)
・一流のイケメンは一流の道具を使う
・失敗事例も共有
・セットに時間がかかったので、毎日続けるのは難しい
・毎日やっている人がすごい
・一人では難しいところもあった
・芸能人にスタイリストがついていることの意味を知った
●写真
・風景、人物を撮影し、自分なりの「夏」の表現をする
・ちょこプロで取り組んだことの発展形として
・露出、しぼり、シャッタースピードなどを、被写体に合わせて調整
・夏というより、「夏の中のさわやかさ」を表現したものになった
・自分が望むイメージを優先して撮影していたことに気づいた
気づいたこと・良かった点(発表側)
・取り組む理由を明確にしていた
・自分を客観視できていた
・自分一人でできないことは、他者の力を借りていた
・他者からのフィードバックをもらっていた
・ある課題に取り組んだことによる成果(変化)を振り返っていた
・次の課題を設定していた
気づいたこと・良かった点(聴き手)
驚きの声や拍手などの反応、質問があったりなど、聴いている側も発表者が話しやすい雰囲気になっていたと感じました。
中にはスタンディングオベーションのような大きな反応を示した生徒さんもいて、笑いも生まれ、会場(教室)が盛り上がっていました。
聴いている側のこういう反応も大事ですよね。
すばらしいと思いました。
メルマガ「月刊 地域でしごとをつくるマガジン」を発行しています

毎月はじめに、メルマガ「月刊 地域でしごとをつくるマガジン」を発行しています。
前月に取り組んだ各プロジェクトの状況、一般社団法人ときがわ社中の活動、地域でのしごとづくりに役立つ本のご紹介、今後の予定などをまとめています。
サンプルや登録フォームはこちらのページからご覧いただけます。
地域でのしごとづくりに取り組んでいる皆さまのお力になれたら嬉しいです!