まなびしごとLABの風間です。
こんにちは！

2025年10月28日（火）、埼玉県立坂戸高等学校１年生の「プロフェッショナル講話」第２回が開催されました。

2025年度の１年生の「総合的な学習の時間」では、３日間にかけて「プロフェッショナル講話」を実施しています。
3回目のこの日は4人の講師の皆さまにお越しいただきました。

4人の講師の皆さまは坂戸に住んでいる方で、「会いたいときにすぐ会える地域のプロフェッショナルな方」という趣旨でお声かけさせていただきました。

【プロフェッショナル講話③の講師の皆さま】
・養蜂研究家　干場英弘 さん
・沖縄カフェはれ／ライブハウス北坂戸ハレ　今めぐみ さん
・親子応援ネットワークSmile/坂戸子どもの居場所ネットワークAKARI　森川理江 さん
・みんなのおくちデンタル　齊藤佑太 さん

プロフェッショナル講話

この日はもともと２年生の授業が予定されていましたが、予定が変更になったため、私も講師の皆さんのお話を伺うことができました。
４か所を回っていたため、すべてをお聴きできたわけではありませんが、印象に残った言葉を書き留めておきます。

干場英弘 さん（養蜂研究家）

・ミツバチがいなければ人類は生存できない
・世界の作物の生産量が多いものから100種のうち、75％は昆虫による花粉媒介がなければ実らない
・「僕の探究人生」
・どこでもできるが、誰にもできない切り口を探した
・「センス・オブ・ワンダー」　「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない（レイチェル・カーソン）
・「楽しかった感動」が自分の原点
・たくさんの挫折はあったが、それを上回る楽しさや感動があった
・探究活動は原点探しのようなもの

今めぐみ さん（沖縄カフェはれ／ライブハウス北坂戸ハレ）

・坂戸高校　音楽部OG
・音楽部として定期演奏会を立ち上げた
・当時は前例がなく、手探り、手づくり
・第１回、第２回の定期演奏会のパンフレットを持参した。ほぼ手書き。すごく楽しかった
・高校では音楽学校を選ばず、普通科を選択。選択肢が狭まってしまうため
・大学でも同じ問題に直面した
・飲食店アルバイトでは、社会というものを学んだ。
・好きなものをやってきた人生が、すべて今の自分につながっている

森川理江 さん（親子応援ネットワークSmile/坂戸子どもの居場所ネットワークAKARI）

・地域食堂というだけでは集まりづらい。「遊び」の要素をプラスしたら集まるように
・楽しみなことがあると、朝起きられない子も来ることができた
・「人間らしい心を失わない居場所づくり」が自分のビジョン
・自分がこの活動を始めたきっかけは、１人の高校生との出会い
・自分の活動のお話も、高校生の皆さんにとって何かのきっかけになるといい

みんなのおくちデンタル　齊藤佑太 さん（みんなのおくちデンタル）

・歯科の仕事は治療（訪問治療も含む）、予防、教育
・日本は歯科治療の分野では欧米に比べて遅れている
・しかし、日本は超高齢社会であり、高齢者に対する歯科治療で日本が注目されている
・歯を失わないことが一番重要

終了後の振り返り

授業終了後には、先生方も交えて講師の皆さまと恒例の振り返り会。

講話に対する生徒の反応や講師の皆さん自身が工夫したこと、学んだことについてもお聴きすることができました。
みんなの前では質問しづらいことも、個人的になら質問しやすいこともあるということが分かりました。
どうやって質問してもらいやすい雰囲気をつくるかは今後も課題ですね。

また、音楽部の顧問の先生は、今めぐみさんが持ってきた第１回の定期演奏会のプログラムに大興奮。
振り返りの後、音楽部の活動する教室を訪れる約束をしていました。
音楽部OGの言葉で、音楽部の活動にも何か変化が起こったらおもしろいですね。

講師の皆さま、本当にありがとうございました！

これで今年度のプロフェッショナル講話も終了。
講師の皆さまから学んだことを、今後の探究活動に活かしていきたいと思います。

これまでのプロフェッショナル講話

【第２回　10/21】
・埼玉県立坂戸高等学校１年生の「プロフェッショナル講話」2日目が開催されました（2025年10月21日） – まなびしごとLAB

【第１回　10/7】
・埼玉県立坂戸高等学校１年生の「プロフェッショナル講話」がスタートしました（2025年10月7日） – まなびしごとLAB

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