まなびしごとLABの風間です。
こんにちは!

2024年3月17日(日)、本屋ときがわ町にて筑波大学附属坂戸高校の農業研究の皆さんによる「農業研究発表会」が行われました。

同授業では、昨年度から、ときがわ町にある養老牧場「ホースケアガーデン」さんの馬ふん堆肥の活用に関する研究に取り組んできました。

昨年度は堆肥としての活用がメインでしたが、今年度は堆肥としてだけでなく、馬ふん堆肥を使った商品開発に関する研究を行っていました。

1年間の集大成ということで非常に楽しみにしていました。

発表会にはホースケアガーデンの鈴木詠介さんや越生高校の地域コーディネーターの岡野正一さんも駆けつけてくれました。
(詠介さん、岡野さん、ありがとうございます!)

この日は農業研究を履修している2年生3グループと馬ふん和紙の研究をしていた3年生の計4組の皆さんから発表をいただきました。

馬ふん和紙商品アイデアの発表

この日、発表があったのは大きく4つの商品アイデアでした。

  • 絵の具を混ぜた馬ふん和紙おみくじ
  • 馬ふん和紙とときがわ町の竹でうちわ
  • 馬ふん和紙灯篭
  • 馬ふん和紙コースター

会場の参加者の方から出た質問も踏まえつつ、それぞれの商品アイデアに対するメモを整理しておきます。

①馬ふん和紙おみくじ

・色をつけると風合いが変わっておもしろい
・おみくじに書かれたメッセージもおもしろい
・一方で、なぜ馬ふん和紙である必要があるのかという疑問も
・馬の価値を高めるツールであるという土台はしっかりと固める必要がある
・誰が、いつ使うかイメージできるといい

馬ふん和紙うちわ

・ときがわ町でも問題になりつつある放置竹林にも結び付けようとするアイデア
・現状は骨組みは購入したものを使用
・うちわの形は丸にこだわらなくてもいいかもしれない
・町のお祭りなどで使えたらおもしろい
・単に売るのではなく、自分でつくるワークショップの形にしてもいいと思う
・誰が、いつ使うかイメージできるといい

馬ふん和紙灯篭

・川のまちでもあるので、川に浮かべてライトアップに使える
・川に流すのはNG。回収が必要
・鎮魂の意味合いも
・アウトドアのまちに合いそう
・火事に配慮してLEDを選択したが、逆に最後は燃やすというのもあり。キャンプの最後など。荷物にならないように
・自分でつくるワークショップの形にしてもいいと思う

馬ふん和紙コースター

・なぜ馬ふん和紙を使うのかの理由がしっかり説明できていた
・材料に入れる馬ふんの割合によって強度が変わることも検証
・ただなぜコースターである必要があるのか、水に強いものである必要があるかという疑問も
・和紙という特性を活かした別のやり方も考えられそう
・誰が、いつ、どんな場面で使用するか

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いずれも非常におもしろいアイデアで、しかも実際に形につくってみたものが目の前にあったので、聴いている側もいろんな使い方をイメージすることができました。

こうした発展的な議論は参加型でおもしろい場になるなと思いました。

筑波大学附属坂戸高校の皆さま、ありがとうございました!

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