ここから武蔵コンソーシアムワークショップ開催

2021年11月12日(金)15時~17時、ここから武蔵コンソーシアムのワークショップに参加しました。
(今回はオンラインでの開催でした)

ここから武蔵コンソーシアムとは、埼玉県比企地域周辺の自治体、企業、大学、研究機関などと連携し、その知見や能力の活用を図り、地域が抱えるさまざまな課題に対する解決策を協議・実現する活動を行うことで、地域の発展に貢献することを目的とする任意団体です。
鳩山町にある地球観測センターの運営をJAXAから受託しているRESTEC(一般財団法人リモートセンシング技術センター)さんが事務局を務めています。

比企地域周辺のいろんなプレーヤーが参加しているということでお声かけいただき、今回のワークショップから参加することになりました。

ワークショップの内容

今回のワークショップでは、コンソーシアムによる支援プロジェクトということで以下の3つのプロジェクトについて活動状況の報告が行なわれました。

①地域の資源を生かした生徒の健全育成の実現(鳩山高校)
②環境DNAを用いた滑川町におけるドブガイ類の生息する谷津沼の探索(城西大学)
③P+MMを活用した比企地方の歴史的景観復元(大東文化大学)

① 地域の資源を生かした生徒の健全育成の実現(鳩山高校)

「里山の魅力を知る、伝える、見守る」をコンセプトとして、地域の資源や環境を広報面でPRしている事業や小中学生に伝えていく活動を行なっているそうです。

現在は生徒会活動として行なっているそうですが、PRの拡大や継続のためには、生徒会以外の一般生徒や地域の方との連携が重要になってくるのではないかと感じました。

今後の方向性として、3年生の選択授業として取り入れ、町とのコラボや自分の関心のある分野から地域課題にアプローチするようなことを考えているとのことです。

②環境DNAを用いた滑川町におけるドブガイ類の生息する谷津沼の探索(城西大学)

国の天然記念物になっているミヤコタナゴは二枚貝に産卵することが知られています。
こちらのプロジェクトでは滑川町に散在するため池において、ミヤコタナゴが散乱するドブガイ類がどれだけ生息しているかを環境DNAを使って調べるというものです。

環境DNAを用いることのメリットとしては、実際に生物を捕獲できなくても生息が確認できることや、種の同定作業における識別ミスを防げるということが挙げられました。

滑川町では谷津田によるため池を使った稲作が行なわれており、この「ため池農法」を世界農業遺産にしようという活動が行なわれています。
ときがわ社中で手がけている谷津田米(やつだまい)のブランディングは、まさにこのため池農法から穫れるお米を対象にしていますので、非常に興味深いところです。

ため池農法で谷津田米の生産を続けることが、天然記念物のミヤコタナゴが生息できる環境づくりにつながるものであれば、地域の生態系にとって非常に価値のあるものであることがわかります。

今後の成果に期待したいですね。

③P+MMを活用した比企地方の歴史的景観復元(大東文化大学)

こちらはプロジェクションマッピングを活用して比企地方の歴史的景観を復元しようというプロジェクトです。

残念ながら最後まで聞くことができず途中退席となりましたが、比企地域周辺の板碑の分布を、地形を反映した立体地図上に投影するなどおもしろそうな内容でした。

その成果物が地球観測センターの入口付近に展示されていて、一般公開されているのを先日拝見しました。
忍城の水攻めの様子なども復元されていて、非常におもしろい展示でした。

会員活動紹介

そのほか会員の活動紹介として、ときがわ町の伝統工芸士(和紙)の谷野裕子さんと新会員である私の活動紹介を行いました。

手漉き和紙による卒業証書の制作(伝統工芸士 谷野裕子)

谷野さんはときがわ町だけでなく、嵐山町、ふじみ野市、県外でも、子どもたちによる卒業証書づくりに取り組んでいます。

また一般社団法人むさし企画の方々とともに自ら畑で楮を栽培してそれを原料に和紙をつくったり、嵐山町の小学校やときがわ町の玉川中学校では校庭に楮を植えて、卒業生たちが卒業証書をつくる原料にするというような取組も始めています。

地域の資源や人を媒介に、学校の縦のつながりと地域との横のつながりが生まれており、非常にすばらしい取組だと感じました。

地域でしごとをつくる ~一般社団法人ときがわ社中の事例を交えて~(風間崇志)

「地域でしごとをつくる」ことをテーマに活動紹介をする機会をいただきました。

コンソーシアムの会員は比企地域周辺の行政、学校、企業などなので、これまで取り組んできたことを少し幅広にご紹介しました。

12月にも県の研修会でお話する機会があるので、そちらの練習の機会にもなりました。

オンラインという環境で画面オフにされている参加者も多かったので反応はあまりわからなかったのが残念ですが、今後なにかのプロジェクトでご一緒できる機会ができたらいいなと思います。

次回のワークショップは年明けの2月に開催予定とのことです。
これからの活動が楽しみです!

今後よろしくお願いいたします!