ときがわファクトリー主催「DIY×アウトドア」ワークショップを実施しました
2021年11月14日(日)9時~12時、ときがわ町木工体験工房にてときがわファクトリー主催の「DIY×アウトドア」ワークショップを実施しました。
朝は冷え込みましたが、気持ちのいい晴天に恵まれ、3組の参加者の皆さまとともに楽しい一日となりました。
参加いただいたのは以下のような皆さまです。
- キャンプ歴長く、女性専用キャンプ場を開設したい渡部典子さん(比企起業大学2021年春学期生)
- キャンプ場に勤めていたこともあるDIY大好き小学校教員YTさん
- 唯一のお子様2人連れご家族Tさん
皆さんステキな方たちばかりで、初主催でこのようなすばらしい方々にご参加いただけたことが嬉しいです!
なんとTさん家は小学校3年生の長男くんが薪棚づくりを担当するとのこと。
今回のイベントがこの年代の子にとってどのように感じられるものなのかが試されます。
スタッフはときがわファクトリーメンバーの5人(アオさん、やまなおさん、いぶき、コニー、Oさん、私)。
サポートとして、写真で記録してくれた美里さん、いつもお世話になっているときがわ町役場観光推進室の伊得さん、記録や参加意向調査のため、都立大学の川原先生や院生のえびちゃん、高さんも来てくれました。(皆さま、ありがとうございます!)
建材の「端材」だった丸太からの薪棚づくり
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ときがわ木材の活用に取り組むチーム「ときがわファクトリー」の主たるコンセプトは、「1本の木を使い切る」こと。
1本の木がどのように私たちの目の前まで届くのか、木から製品に至るまでの過程を見える化して、山からモノとして手に届くまでのチェーンを地域内で実現し、山と木と人とのつながりをつなぎ直すことに目的があります。
今回のワークショップでつくるのは、長さ50~60cmほどの1本の丸太からつくる薪棚。
山から伐り出した木を、建材を切りだすために設計に合わせて柱の長さにカットして使うのですが、その時どうしても半端な長さが残ってしまいます。
そのような残りの丸太は通常、薪などにして安く、またはタダで提供するか、あるいは使い道がない場合は有料で産業廃棄物として捨てるしかないものです。
そのようなものは「端材」と呼ばれるのですが、素材としてはまだまだ活用の余地がたくさん残されています。
単なる「端材」ではなく、そこに違う価値を見いだせないかという試みです。
今回は「アウトドア」という要素を絡めて、薪用の棚をつくることに挑戦しました。
インパクトドライバーで「猪突猛進」!
大学・大学院で建築やデザインを学んだ永田伊吹くんデザインのもと、制作の流れに沿って各自作業を進めていきます。
それぞれのテーブルにスタッフがサポートとして入ります。
普段からDIYをやるという典子さんやYTさんは慣れた手つきでインパクトドライバーを操って組み立てていきます。
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それでも今回のようにビスをとめる位置の意味や木の反る方向などを考えた設計に基づいて組み立てるのは新鮮だったようです。
DIYというと自己流でやる方が多いので、本格的に「DIYを学ぶ」「工具の使い方を学ぶ」というようなプログラムがあってもいいのではないかとのご意見をいただきました。
なるほど、おもしろいですね!
貴重なご意見です。
ありがとうございます!
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そして驚いたのがTさん一家の小学校3年生の男の子Kくん。
最初は一緒に参加したお母さんが作業をするつもりだったそうですが、Kくん「僕がやる!」ということで、初めてのインパクトドライバーに挑戦!
最初は重さに慣れずに苦労していましたが、みるみるうちに上達し、だんだんスピードアップしていきました。
そのうちに「猪突猛進!」という言葉とともにインパクトドライバーを操るように。
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伊●助ばりの気合で2台の薪棚を一人で仕上げてしまいました。
最後の方は「疲れたー」といってお母さんにお任せするそぶりもありましたが、少し休憩すると最後の力を振り絞って自分でやり遂げました。
「なんで自分でやろうと思ったの?」と聞くと、「疲れたけど、先生(いぶき)とかみんなが見ていてくれて、応援してくれたから、最後までできて楽しかったし、嬉しかった」とKくん。
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この言葉に一同感激して泣きそうでした。
迫力の薪割に挑戦!
薪棚づくりが予定どおり11時までには終わったため、残りの時間で残った素材を使って薪割に挑戦しました。
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小さく見える斧でも持ってみると意外に重く、するどい刃に「怖い」という声も聞かれました。
楽しくてもこういう道具を使うときは真剣にやらないといけません。
遊ぶときも真剣にやるから楽しいし、安全に遊べます。
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やってみると意外に簡単だったり、難しかったり、それぞれいろんなことを感じられたのではないかと思います。
普段の生活の中ではできないような体験ができたので、やってみて良かったと思います。
参加者の皆さま、ありがとうございました!
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主催者側もいろんな学びがありました
ときがわファクトリーとしては初めてのイベント主催で、うまくいったこともあれば反省点もありました。
でもやっぱりやってみたことが一番良かったのではないかと思います。
やってみてデザイン、設計、コスト計算、プログラム 内容など、いろんな気づきがありました。
全体の振り返りは都立大学の院生の皆さんがとってくれたアンケートの集計を待ってから改めてやりたいと思います。
あおさん、やまなおさん、Oさん、いぶき、コニー、サポートとしてくれた美里さん、ときがわ町役場の伊得さん、都立大学の川原先生、えびちゃん、高さん、お疲れさまでした。
ありがとうございました!
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