まなびしごとLABの風間です。
こんにちは!

2025年11月25日(火)、埼玉県立坂戸高等学校2年生の「まちづくり・地域ビジネス探究コース(MACHI探)」最終回を開講しました。

2025年度の2年生の「総合的な学習の時間」では、生徒さんたちが分野別に複数のコースに分かれ、探究プログラムを実施しています。
私はそのうち、「まちづくり・地域ビジネス探究コース」(通称「MACHI探」)を担当。
この日が授業としては最終回でした。

コース全体42人が、10のチームをつくり、それぞれの探究テーマを立てて活動しています。

【10チームの主な活動内容】
・ときがわ町の魅力発信
・吉見町の魅力発信
・第2回弥生祭
・坂戸産はちみつを使ったジェラート
・坂戸産はちみつを使ったプリン
・空き店舗を使って駄菓子屋さん
・子どもたちと町おこし

・他県の特産物を埼玉県の特産物で再現
・缶飲料を快適に飲む工夫
・校内に新たな自販機設置

ベイビーステップの達成状況報告

恒例のベイビーステップの達成状況報告から。

最後は39件の回答ということで、残念ながら100%には到達しませんでした。

ただ、ベイビーステップの達成割合(「少しは達成できた」、「だいたいは達成できた」、「100%以上達成できた」の合計)としては今回も97%を超える結果となりました。
なかでも「100%達成できた」の回答割合が最多となり、ついに50%を超えることができました。

目標の設定→行動を繰り返してきた皆さんの努力の成果だと思います。
すばらしいですね!

活動発表

最後は各チームから活動発表をしていただきました。

学級閉鎖で急遽1クラスの生徒さんが欠席になるというアクシデントもありましたが、こういう不測の事態のときこそチャンス。
なんとか時間内にすべてのチームの発表を終えることができました。

本来は発表の準備や振り返りにもっと時間があった方がよかったのですが、与えられた時間の中でどこまでやるかということで、ここまでとなりました。

私自身、手応えと反省は多々ありますが、まずは一区切りついてホッとしています。

「MACHI探」で何をしてきたのか

これまでも書いてきましたが、MACHI探は単にまちづくりや起業に関する活動をするということが目的ではありません。

①自分の興味や欲求、「やりたい」に気づくこと
②自分と社会の関わり方を考えること
③ ①②の気づきを行動に移し、そこから学びを得ること

ひいては「自分という存在のアイデンティティや情熱のタネのようなもの」の発見というのが大きな目的であるということを、ほぼ毎回のようにお伝えしてきました。

もちろんこれらはMACHI探の半年足らずの活動の中、あるいは高校3年間の中で必ずしも見つかるものではないかもしれません。
また、仮に見つかったとしても、それで生涯変わらないというものでもありません。
あくまで現時点での、現在進行形の自分、自分と社会との関わりに気づいてもらう、考えてもらうきっかけとするということでした。

そういう意味では、どんな活動になったにしても、それぞれの生徒さんにそれぞれの気付きがあったのではないかと思います。

また、活動はチームで行うルールとしていました。
そのため、必ずしも自分がやりたいことだけやるというわけにはいかず、仲間である他者と一緒に何かをつくりあげていく経験という要素も加えました。

そのことによって、自分・他者・社会という3つの大きな領域の接点や重なりということにも触れていただくことができたのではないかと思います。

今回のプログラムは決して完成されたものではなく、むしろ実験的な要素も多く、やりながら修正を加えてきました。
最後まで走りとおせたのもMACHI探の先生方や生徒の皆さまのおかげだと思います。
そういう意味で、私自身も探究させていただいた約5か月間でした。

坂戸高校の皆さま、本当にありがとうございました!

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