こんにちはー!
まなびしごとLABの風間です。

2024年2月15日(木)、埼玉県主催の「埼玉県アントレプレナーシップ教育推進会議」に参加しました。

アントレプレナーシップ教育に取り組んでいる、これから取り組もうと考えている、関心のある県内の大学関係者や支援機関の方々が集まりました。

文部科学省認可の大学ではありませんが、「大学」と銘打った比企起業大学でミニ起業家の育成に携わっていたり、地域の高校・大学でアントレプレナーシップ教育に関わっている立場として、参加させていただきました。

当日の内容を、個人的に感じたこととともに差し障りない範囲で書き留めておきます。

まとメモ

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(⇒ は個人的な意見、疑問)

アントレプレナーシップ教育に関する埼玉県の今後の取り組み

・(仮)渋沢栄一起業家サロンをさいたま新都心に整備する
 ⇒ 場ではなく人の存在が重要だと思う。コーディネーター、集まってくる人
・アントレプレナーシップとは「自ら社会の課題を発見し、周囲のリソースや環境の制限を超えて、行動を起こし、新たな価値を生み出していく精神」(ハワード・スティーブンソン)
・大学生向け起業プログラム
・高校生ビジコンcafé

「芝浦工業大学におけるアントレプレナーシップ教育の取組」(芝浦工業大学 ベイエリア・オープンイノベーションセンター長 古瀬さん)

・今年度アントレプレナーシップ科目を設立。今まさに本格的に取り組み始めた大学の立場から、
・2年前にベイエリア・オープンイノベーションセンター開設(豊洲キャンパス)
・アントレプレナーシップ教育、スタートアップ支援を開始
・アントレプレナーシップは社会人として備えるべき素養であることが言われ始めている
・教育×研究×社会実装
・起業の成功ではなく、キャリアの選択肢を広げる
・自分で気づいて行動することにどう結びつけるか

⇒ 成果目標をどのように設定しているか?
⇒ スタートアップ、起業の規模感はどのようなイメージか?
⇒「起業」「アントレプレナー(シップ)」でイメージするものが多様、バラバラ


「アントレプレナーシップ教育を取り入れる上での考え方・ノウハウ」(早稲田大学 理工学術院 教授 / WASEDA-EDGE人材育成プログラム副実行委員長 朝日さん)

・2014~2017年 EDGEプログラム 採択 単独
・ビジネスクリエーションコース
・2017~2022 NEXTEGDEプログラムをコンソーシアムで
・5大学と連携 グローバルな教育を受けられるというコンセプト
・起業したい学生が非常に増えた
・意識の醸成だけでなく、実際の起業までを支援
・一歩踏み込んだときに「楽しい」と思えるかどうかが一番重要
・「エフェクチュエーション」
 たどり着きたいゴールはなんとなくある、ビジョンは描けるけどやり方がわからないときに有効
・中高生、小学生にもアントレプレナーシップ教育を取り入れないと、大学に入ってきたときに選別されてしまう
・「コーゼーション」
 ビジョン、パーパス、オペレーション、バックキャスティング
 目標が既に決められている、VUCAでないときには有効
 新しいことをやろうとするとき予算を獲得する必要がある
 いくら必要か誰も分からない
 失敗しないような計画しかつくれない
・どうやってそれを実現していくかを知っている人がいない
・具体的なアイデアをつくっていく方法 エフェクチュエーション
・想定外のことが起きたときにはコントロールできることに集中する

エフェクチュエーション・ワークショップ

お題「どのようなアントレプレナーシップ教育のイベント、講座、セミナーをやるといいか」

【グループで出た意見】
〇開催方法
・小さい規模で頻度は高く(たとえば月1回)「起業café」
・年1回はミートアップ的に
・少しずつ広げていく
・まずは興味ある人が一歩を踏み出せるように
・ハイブリッド型で時間がない学生・生徒、遠方の人でも参加しやすく
・動画はアーカイブして公開する
・興味があればアクセスできるWEBをつくる

〇主催者
・一つの大学でやるのはやめた方がいい。埼玉県には単科大学含めいろんな大学がある
・横断的
・学生だけでなく、社会人にも門戸を開いておく

〇講師
・身近な人(大学卒業生の起業家、地域の企業経営者)

〇その他
・起業に興味ある学生が増えている
・失敗経験談は興味を引く、盛り上がる

【他のグループで出た意見】
・親を巻き込む。起業したいけど親が障壁になる
・「アントレプレナーシップ=起業」色を薄める
・起業ではなく、起業家精神(マインドセット)

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