野あそび夫婦×ときがわ社中で本庄市出張

2022年2月25日(金)10:00~14:30、ときがわ町でキャンプ民泊をされている野あそび夫婦のお二人人とときがわ社中メンバー二人の計4人で、埼玉県北部の本庄市へ出張。

第一の目的は築100年以上という建物をリノベーションして、コワーキングスペース+シェアオフィス+コーヒーやクリームソーダを提供するお店として開設された「本庄デパートメント」

ときがわ社中では「場づくり」に注目していることもあり、野あそび夫婦の二人にご案内いただけることになりました。

また本庄デパートメントを運営メンバーの1人である早川さんは元公務員で、今も行政と共に官民連携事業も手掛けているということで個人的にも非常に興味がありました。

当日は早川さんも現地にいらっしゃるということで、お会いできるのが楽しみでした!

今回の行程は以下のとおりです。

  1. 本庄デパートメント
  2. SUZUKIYA(ランチ)
  3. Hanafarm Kitchen(カフェ)

(1)本庄デパートメント

はにぽんプラザの駐車場に集合し、そこから歩いて本庄デパートメントに向かいます。

目の前に気になる建物があるなと思ったら、そこが本庄デパートメントでした。

ガラス張りで程よいおしゃれ感、かといって入りづらい雰囲気はなく、すんなり入り込める感じでした。
(野あそび夫婦のお二人が顔見知りで、「こんにちはー」と先導してくださったおかげもあります)

この日は大学4年生のコーヒー大好きコンビRitoUさんが初出店中。

桃のようなフレーバーの「雲南の桃源郷コーヒー」や「カスカラ」というコーヒーの果実の殻からつくったシロップを投入で割った「カスカラソイミルク」など、珍しいコーヒー類を味わうことができました。

私はカスカラソイミルクを注文。
「未利用資源の活用」に興味があるためです。
コーヒーの果実の殻からつくったシロップというのが非常にそそられました。

シナモンの香りがよく効いて、豆乳のマイルドさと甘さがたまらない味でした。

大学卒業後はどうするのかとRitoUのお二人に聞いてみると、それぞれ違う会社で働きながら、複業的にコンビでコーヒー屋さん出店をしていきたいとのこと。
それを聞いて、なんだか嬉しくなりました。

会社に入ったからといって会社員としてだけ働くのではなく、こうやって好きなことを持ち続けて、しかもそれを気の置けない仲間と続けていこうというのが当たり前になってきているのかもしれませんね。

それにはこうやって関わることのできる場所が必要で、本庄デパートメントはまさにそういう「何かやりたい」という人たちの受け皿になっているんだと思いました。

途中、本庄デパートメントメンバーの早川さんにもお話を伺うことができました。

本庄デパートメントができるまでの経緯ももちろんですが、元公務員で官民連携事業を手掛けている早川さん自身にも興味津々です。

行政と民間との関わり方や個人としての公務員の方との付き合い方などについてお話を伺いました。

・「仕事じゃない」関わり方ができるか
・行政の関心があるテーマに寄せる
・プライドを捨てて、できないこと・助けてほしいことを打ち明ける
・公務員として扱わず、一個人、仲間として関わる
・部署に限らず、そういう仲間を市役所内につくっていく
・公務員には異動があることを前提に考える
・行政と民間の「翻訳係」は重要

頷きすぎて首が痛くなりそうでした笑

ちなみに早川さんは、先日お邪魔した小川町のコワーキングロビー「NESTo」の矢ヶ部さんの東洋大学PPP研究センター時代の同期だそうです。

またじっくりお話聞いてみたいなあ。

早川さん、RitoUのお二人、ありがとうございました!

(2)SUZUKIYA

ランチは野あそび夫婦のエリーさんが気になっていたというSUZUKIYAさんへ。

ご夫婦でやられているお店で、2021年6月にオープンしたばかりとのこと。

普通の住宅かと思い、一瞬通り過ぎてしまいそうになりました。
1階がお店で、2階が住まいになっているんですねー。

明るくすてきな店構えです。
縁側があたたかそうな雰囲気。

ランチはすぐに決まったのですが、ほかにも気になるアラカルトを発見。
ときがわ社中の栗原さんが「だし巻きたまご」と「ホタルイカと深谷ネギのアヒージョ」を追加注文。

まず運ばれてきたのはホタルイカと深谷ネギのアヒージョ。
これが最高でした!

ホタルイカの塩っ気と深谷ネギの甘さがたまりませんね。
残ったオイルもご飯にぶっかけたいくらいでした笑
(残念ながら定食が来る前に片づけられてしまいました)

おつまみにも最高で、栗原さんはたまらず「よなよなエール」を追加笑

次にだし巻きたまご。
これも絶品でした。
こんなにやわらかいのに、なんで箸でつまんでも崩れないんだろうか。

(痛恨の撮り忘れ!)

そして歯で一噛みするとおいしいお出汁がじゅわーってな感じでした。
たまごの甘さといい香りとともに、お出汁のおいしい味が口中に広がります。

そしていよいよ定食登場。
私は塩焼き鯖定食をいただきました。

無類の鯖好き。
たぶん魚の中で一番好きです。
パリパリ香ばしい皮ごと残らずいただきました。
地元のものなのか野菜がすごく新鮮でおいしいのも嬉しかったです。

食事の後、「や主」の鈴木さんとお話をすることができました。
お店の「屋」と住まいの「家」をかけているんですねー。
うまい!

4年ほど前に引っ越してきたそうで、物件探しは間取りにすごくこだわっていたそうです。
なんと物件探しで坂戸市に来たこともあったのだとか。
間取りが希望どおりにならずに断念したそうです。(残念!)

名刺やのれんにプリントされたロゴは、奥様がお店のことを説明する時に走り描きしたイラストが元になっているんだとか。
飾り気のない親しみのある感じがいいですね。

それにしても鈴木さんご夫婦のお人柄がすごくステキです。
「場」はもちろん場所や建物も大事ですが、それと同じかそれ以上に「人」が大事だということを感じました。

そこに「誰がいるか」ということも場づくりには大切な要素なんですね。
オーナーや運営者、テナントさんはもちろん、そこに来るお客さまも「人」の要素として重要ではないかと思いました。

(3)Hanafarm Kitchen

ランチ後は場所を移し、本庄市で一番人気というHanafarm Kitchenさんへ。

お花屋さんか造園屋さんかと見まごうようなエクステリアのお店でした。
(店頭では何かの燻製もされていたようです)

ランチ+αもありけっこうお腹いっぱいでしたが、せっかくの機会なのでメニューを見て気になった「ショコラテリーヌ」を注文しました。

コレ大正解!

めっちゃうまい!

私的ショコラチャンピオンをあげたいです。

ねっとり濃厚で、生クリームやバニラアイスとの相性抜群でした。

まとめ(のようなもの)

場所の視察、というか単なる食べ歩き(記?)のような感じになってしまいましたが、この日感じたことや気づきをまとめてみます。

・地域のスポットや地域の人を案内・紹介してくれる人がいると、その地域がグッと身近になり、初めて訪れた地域でも好きになる
・場づくりにおいては場所と建物(内装含む)が重要だが、「人」の大切な要素
・埼玉県は交通利便性が高く、どの自治体でも周辺に一定規模の人口がいるので、やり方を間違えなければある程度やっていけるのではないか
・チームで移住・定住系の仕事をするとき、移住を考えているお客さまとの関係だけでなく、チーム内の仲間とのつながりが魅力的
・埼玉県にはおもしろい人やおもしろい場所がたくさんある(またやりたい)

野あそび夫婦のお二人のおかげで充実した楽しい時間を過ごすことができました。
エリーさん、アオさん、お付き合いいただきありがとうございました!

ぜひまたやりましょう!