まなびしごとLABの風間です。
こんにちは!

2025年12月2日(火)、TJUP(埼玉東上地域大学教育プラットフォーム)主催講演会「中央教育審議会答申【我が国の『知の総和』向上の未来像~高等教育システムの再構築~】を考える」に参加しました。

大学関係者ばかりの場でしたが、講師の永田先生が母校である筑波大学学長であり、中央教育審議会の高等教育の在り方に関する特別部会の座長を務めている方ということで、せっかくのお声かけをいただいたので参加させていただきました。

地域の高等教育における現状や危機感について知る貴重な機会となりました。

差しさわりない範囲で当日の内容と個人的に考えたことのメモを書き留めておきます。

講演まとメモ

●世界情勢
・SDGsの次のテーマが注目される
・労働集約型から知識集約型、一極集中型から地域分散型の社会への変化
・日本は人口減少とともにGDP順位が下がっている
・一方で少子化先進国でも上位に残っている国もある
・スポーツ大会の上位国とも共通
・なぜか?
・先進国は負債を抱えている一方で、日本は貯蓄している
 ⇒ 投資をしていない国
・大学が今の定員と同じ人数を確保しようとすると学力が下がる
・スポーツも同じ
・プロスポーツのレベルが下がり、お客さんは減る
・世界には人口が減っても盛り上がっているリーグもある
・少子化対策と研究・人材育成の強化を両輪で取り組む必要がある

●中教審「知の総和」とは
・数が減るなら、その分、質を高める必要がある
・質と規模とアクセス
・人材力=①人材数×②人材の水準の総和
・潜在的な志願者へのアプローチ
・今までやっていないことをやる
  
●地域連携プラットフォームの必要性
・大学だけではできない
・自治体の役割とコーディネーター機能が重要
・地域における高等教育の必要性、重要性
・評価システム

個人の感想、考え

・「人材力=①人材数×②人材の水準」に、コミュニティや連携による他者との相乗効果をかけ合わせることができるのでは
・「知の総和」×「地の総和」
・大学院進学者を増やしても、その能力を活かせない仕事しかなければ人材が地域外、国外に流出してしまう
・高度人材を活かせる仕事、高度人材を必要とする産業、ビジネスをつくっていかないといけない
・自分ができることは「地の総和」「地域でのしごとづくり」「地域でしごとをつくる人とつくる」の3つではないか


メルマガ「月刊 地域でしごとをつくるマガジン」を発行しています

毎月はじめに、メルマガ「月刊 地域でしごとをつくるマガジン」を発行しています。

前月に取り組んだ各プロジェクトの状況、一般社団法人ときがわ社中の活動、地域でのしごとづくりに役立つ本のご紹介、今後の予定などをまとめています。

サンプルや登録フォームはこちらのページからご覧いただけます。

地域でのしごとづくりに取り組んでいる皆さまのお力になれたら嬉しいです!