2025年9月18日(木)、埼玉県立坂戸高等学校にて、2年生を対象とした「まちづくり・地域ビジネス探究コース(MACHI探)」第4回を開講しました。
2025年度の2年生の「総合的な学習の時間」では、生徒さんたちが分野別に複数のコースに分かれ、探究プログラムを実施することになりました。
私はそのうち、「まちづくり・地域ビジネス探究コース」(通称「MACHI探」)を担当しています。
この日は第4回。
夏休みも明け、本格的に動き始めています。
夏休み前に考えた活動計画を振り返り、残りの期間から逆算してプロジェクトの練り直しを行っているグループも。
当初は、夏休みに活動した内容を踏まえて、中間報告となる発表をしてもらう予定でいましたが、各チームの状況を見て、チームでの話し合いの時間が必要だと思ったため、今回はチームでの時間を多めに確保するようにしました。
今後も柔軟な対応が必要になる場面もあるかと思うので、ガチガチに決め込まないようにしつつ、探究活動に集中できるような環境づくりを先生方とともに模索していきたいと思います。
(これは私自身の探究テーマでもあります)
今回の流れ

まずはチェックイン。
この日、チームで話し合いたいことを事前に共有する時間をつくりました。
この日、話し合いたいことを共有した上で、いったんベイビーステップの達成状況報告。
今回までにやってくると宣言した内容の達成状況を確認し、小さな成功体験を積んでいきます。
100%はできなかったけど、少しは着手できたという生徒を含めると、フォームで回答してくれた生徒さんの8割以上が「達成」という結果になりました。
やる・やらないは個人の自由としていますが、やった分だけ学びが深まり、活動も進みやすいということを実感してもらえたらと思います。
小さな行動を積み重ねることを習慣づけていきたいですね
強制はしませんが、実行できたことについては達成を祝うということは毎回続けていきたいと思います。
チーム別活動

残りの時間はチーム別活動。
残り期間を踏まえた活動の内容ややることの具体化が進んできました。
ようやく全チームからプロジェクトも出そろったので一安心。
昨年の先輩が実行委員会を立ち上げ、主催した「弥生祭」を引き継いだチームは、第2回弥生祭の開催に向けて出店チームを募集する場面も見られました。
生徒の中からこういう働きかけが出てくるというのは非常に嬉しいですね!
といいつつ、授業として活動できる期間としては残り2か月もないので、その間にどこまで形にできるかはまだ見通せません。
もちろん必ずしも形にできなくても「失敗」とはいえないのですが、できることなら実際に形にした中で、大なり小なりの成功あるいは失敗経験を得てほしいというのが願いではあります。
それができなかったとしたら、完全に探究パートナーである私の責任です。
主役は生徒の皆さんですが、裏のプロジェクトとして私自身の探究も深めていかないといけませんね。
皆さんが取り組んできた時間が、少しでも実りあるものとなるように、最後まで全力で伴走したいと思います。
他コースの外部講師の皆さまとも対面

また、この日は他コースの外部講師の皆さまも勢ぞろい。
それぞれのコースのテーマに応じたプログラムを展開しています。
終了後には各コースの様子もうかがうことができました。
それぞれの領域で活動されている方ばかりなので、お話が興味深いです。
こうした外部講師同士の交流も楽しい時間でした。
また次回もよろしくお願いいたします!
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